こちらのブログでは、平日毎朝8時に更新しているVoicyの文字起こしを投稿しています。
視覚優位の方や、文章の方が内容を落とし込みやすい方は、ぜひこちらも併せてご覧になってください^^
話し言葉に合わせて、改行が多くなっております。そしてラフでございます。ご了承くださいませ。
みなさまおはようございます。
佐藤ありさです。
このVoicyでは、
平日朝8時に自分と人をゆるく愛して
社会のいろんな枠組みから自由になっていくための
「愛するための哲学」を発信していきます。
はい、では本日のテーマは
「問う力を育てると問題は消滅する」
というお話をしていきます。
よく、問題解決ってありますよね。
例えばお仕事とかって
人の問題解決をすることで喜ばれて
お金が発生する社会の仕組みだと思うんですが
その仕組みをうまくいかせるには
みんなが悩んでいないといけないし
みんなが悩んでいて
問題がある、ということが
前提なんですよね。
哲学も問題解決は得意なんですが
実は哲学に関しては
問題解決を超えて
【問題消滅】をさせてしまうんです。
というお話を今日はしたいです。
私は、哲学の問う力を育てる人が増えたら
今の社会の常識そのものが変わるなーーーって
思っています。
問題消滅能力を上げたい方は
ぜひ今日は最後まで聴いてください。
では始めます。
・・・・
「問う力があると問題消滅する」
というお話をするために
いつも通り
恋愛とか人間関係から
例え話をしたいんですが
例えば
大切にしてくれない恋人に対して
どのようにしたらいいでしょうか?
という話をしようと思います。
このテーマ、二つ前のラジオの
「雑に扱ってくる人の正体」の内容にも
関わってくるので
もし聴いてない方は後で聴いてみてください。
よく
大切にしてくれない人がいて
相手を振り向かせるにはどうしたらいいでしょうか?
というご相談はいただくんですが
ここで【問題解決】をしようとすると
相手にとって
優先順位が低いことがもし原因でしたら
「もっと自分の魅力を磨きましょう!」とか
「価値の高い人間になって相手からの優先順位を上げましょう!」
とかになるんですね。
これはこれでいいんですが
でもこの場合って
自分よりさらに相手の周りに魅力的な人がいたら
どうしますか?
永遠に頑張って誰よりも
自分の価値を高くしよう!って
やるしかないんですよね。
これも自分磨きになっていいんですが
この世界観って競争を生むので
「勝者と敗者」を生むんですよね。
このレースをずっとやるの
ちょっとしんどくないですか?
これって
「勝者になれないと幸せになれない」っていうルールを
自分で作ってるんです。
これにぜひ
皆様には気づいて欲しいなと
思ってるんですよね。
・・・
ではここから
【問題消滅】のお話をしたいんですが
問う力を育てたい時は
「この出来事が自分に見せているテーマはなんなのか?」
を考えてみて欲しいんですよね。
例えば
相手は大切にしてくれないって
感じるとしたら
大切にしてもらえているって状態は
なんなんでしょうか?
特別扱いをしてもらうとか
優しくしてもらうとか
あなたのおかげって言ってもらえたり
大事だよって承認してもらうことですかね?
これは俯瞰するとつまり
自分の価値を
「相手を使って実感している」わけですね。
もう一回言いますね
自分の価値を
相手を使って
実感している。
今目の前の出来事が
自分に見せてくれるテーマって
人それぞれなんですが
相手に大事にしてもらわなければ
自分の価値を感じることができていないんだって
気づくことができたら
このテーマって
「承認欲求」なんだってわかります。
あなたが一番だよ大事だよって
言ってくれる人がいないことで
自分の承認欲求の欠乏感が
表面に表れて苦しいんですよね。
こういうテーマって
身近な人を通して表れますので
今は、恋人やパートナーが身を挺して
私たちに見せてくれているのかもしれません。
ってなった時に
問題の位置って変わってくると思うんですよ
今までは
恋人が自分を大事にしてくれないから
どうやったらその人は自分を大事にしてくれるんだろう?
って相手を変えて幸せになることを考えていたんですが
恋人が問題ではなかったんだ
ってことがわかります。
その方はもはや関係ないんですよね。
自分のことを大事にできない相手を
無理に大事にできるように
変えてあげなくていいんだと気づいた時に
相手に何かを求める圧力が減りますし
もしかすると離れる、という選択にもなるかもしれません
こうやって
問題を消滅させると次の選択は
自然と変わっていきます。
で、ですね
あとは残るわだかまり
自分の価値をもっと感じたい、
という自分の承認欲求ですね。
ここへの質問は
「どうやって今
あなたに価値がないとわかりますか?」
これ、考えてみてください。
答えれば答えるほどに
自分に価値がないことを
自分に納得させられる理由がないのだと
わかるはずです。
・・・・
皆様
戦争ってなんのためにすると思いますか?
これは政治的ないろんな意味があるかと思うんですが
傷つく人がいるって分かっているのに
戦争をして
勝ち負けってなんで決めるかというと
争いを終わらせるためです。
世界の価値観として
白黒つけて、優劣をつけることは
ある意味、今後の戦いを起こさないために必要だったのかもしれません。
でもこれは
哲学がないからなんですね。
哲学がないから
物事の価値観が
2極しかないんです。
私たちの日頃の悩みも
2極を対立させた小さな戦争です。
私は
もっと人々の心に哲学があって
対立した意見の中から共通了解を得て
2極だけでなく
第三の道を作ることができたら
戦争という形で
世界を整理しなくてもよかったかもしれないって
思っています。
・・・・
はい、ということで
本日は
問う力を育てると
問題は消滅する、というお話をしました。
問う力を育てると
問題解決ではなくて
問題消滅します。
問題が問題ではなかったことに
気づくんですね。
哲学が得意とするのは
二つしかなかった道を
三つ以上に増やすことなんです
白か黒かで戦っていた
二つの意見のどちらも犠牲にすることなく
第三の道を作って
共通了解に導くことなんですね。
だから哲学って今
いろんな大手企業でも取り入れられていますし
哲学者が企業の顧問になったりします。
私自身も関わる方にこうやって問うことで
今までになかったアイデアを出していく、というのを
やっていってるんですね。
もちろん哲学が全てではないので
他の方法も使うのですが
皆様にもぜひ
哲学の【問う力】を使いこなしてもらえたらと思います。
悩みがある人生もいいし
もう十分悩んだなって思えたら
それを自分で消滅させられる人生も
めっちゃ良くないですか?
ということで
今日も最後まで聴いてくださり
ありがとうございました。
今日感じられたことがありましたら
ぜひコメントに書いてみて下さい
それではまた明日
ごきげんよう。
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