苦手な物事に隠された楽に生きるヒント

はじめに

皆様には苦手なものがありますか?

できるだけ避けてしまう物事とか。

人間関係でいうと

  • 相手に不満があるけれど言えない
  • 断るのが苦手
  • わからないと言えない
  • 人にお願いするのが苦手

などなど。

また、ビジネスをされている人がぶつかることでよくあるのは

  • お金を受け取ること
  • お金を稼ぐこと
  • お金を使うこと

などなど。

それをしばしば人は、「マインドブロック」と呼びます。

皆様には、どんなマインドブロックがありますか?

それらを解消したいでしょうか?

実は、私たちが「苦手だ」と感じる物事は、ただの弱点や欠点ではなくて、人生を好転させていくための大きなエネルギー源になります。

私も最近、そのことを強く実感した出来事がありましたので、こちらの研究報告で共有させてください。

1.「きっちり決めない人」への不安

ある日、「きっちり決めない人」に不安を覚える感覚がありました。


たとえば「今度会おう」と言っても、次に会う日程や場所が決まらない。そうなると気になってしまう。

本当に会うのかな?

予定決めなくて大丈夫かな?決めておかないと埋まっちゃうよな。

私には昔から、お仕事でもプライベートでもその感覚があって、だから今までの私は割とどんなことも自分から動き、物事を主体的に手配してきました。

お仕事ではその感覚が評価されてどんどん進みましたし、その「きっちり感」はお客様には信頼されるポイントになっていきました。

でも、良いことばかりではありませんでした。

それを続けているとプライベートでも仕事っぽくなってしまって、どんどん相手の「秘書」みたいになっていくんですよね。笑

なので昔の恋人とはプライベートなのに次第にお仕事っぽくなってしまって、居心地が悪くなっていった思い出があります。

「なんだか窮屈だ」

焦り、イライラ、忙しさ。

予定が決まっていないことに対して、どうして相手は平気なのだろう?

物事を先に進めたくないのかな?

そこまで興味ないのかな?優先度低いだけ?

私は大切にされていないのかしら。

自分の理想通りに進まない時、いろんな思いが出てくるものです。


そして、最近突然気づいたのです。


私のこの「決めたい」感覚は、「恐れや不安」から来ていたのだと。

「手配」ではなく、「支配」しようとしていたことに。

2.不安の正体

なぜ不安になるのかを深掘りすると、心の奥にこんな声がありました。

「決まっていないと、私は孤独になる」
「仲間はずれにされるのが怖い」

つまり、約束が不確定なことは、私にとって「ひとりぼっちになってしまう」「愛されていない」という不安につながっていたのです。

だから私は、「決めない人」を脅威に感じ、自分から積極的に決めることで安心を保っていたのでした。

自分から手配することで、ある程度未来を予測することができるから。

自分が仲間はずれにならないように、自ら動いて予定を決めることで、自分と相手を結びつけていたのです。

正直、自分の心の中にその意識があることにびっくりしました。

自分では「良かれ」と思ってやっていたことだったから。

でも、物事には両極に価値があるのです。

  • 決めることにも価値がある
  • 決めないことにも価値がある

物事の両極には同等に価値がある。

私は、決めないことの価値をあまり見出していませんでした。

ここに、私が自分を縛っていたブロックがあったのだと気付いたのです。

3.「決めない」という挑戦

私たちは問題解決をしようとする時に、足りないものを補おうとします。

例えば

「お金がなくて不安」なら、「お金を稼ぐことで不安を埋める」ということをしますよね。

また、「決まらなくて不安」なら「よりきっちり決める」ということをすると思います。

でも実際には、それでは対処療法になるだけで、根本解決にはなりません。

足りないものの供給量の調整で不安を紛らわせているだけで、「不安そのものが何から生まれているのか?」をみようとしていないからです。

だからこそ私たちは、自分の不安を見つけたとき、

「この出来事から得られる魂の学びはなにか?」を考えた方がいいのです。

この気づきから、私は色々と学ぶことがありました。

そして今までずっと「決めることの良さ」を選んできましたから、

「決めないことの良さ」を次は選ぶ番なのだ。

つまり、次にやることは「よりきっちり決める努力」ではなく「柔らかに委ねる挑戦」だったんです。

今回、目の前に現れた「決めない人」はそれを教えてくれるラッキーパーソンなんですよね。

だってその人は、「決めなくても愛されている人」でしたから。

誰かのことを約束で縛らなくても

未来を支配しようとしなくても

大丈夫、あなたもちゃんと愛されますよ。とその人は私の不安を映す鏡となって、私に教えてくれていたのです。

終わりに

苦手な物事には、必ず私たちの不安が映し出されています。

そしてその不安を直視したとき、そこから「もっと楽に生きるヒント」が現れます。

私にとっては、それが「決めないことへの挑戦」でした。
人に委ねてもいいし、流れに任せてもいい。

実際に「自分から動かない」「決めない」ということに挑戦した結果、相手が動いて決めてくれました。

そして私の中には、より一層相手への感謝の気持ちが溢れたし、自分と相手への信頼が育ったのです。


「苦手」って、誰の中にもあると思います。

そしてその中には、より自分や相手を愛して、自由になっていくための生き方が隠されているのだと思います。

皆様が「苦手だ」と感じるものの中には、どんな不安が隠れているでしょうか。
よかったら、考えてみてくださいね。

今回の研究報告も、読んでくださりありがとうございました。

ご感想や、振り返りなどは、ぜひこちらのフォームにお寄せください^^

https://forms.gle/81VpTGsZEbqVfZB78