









皆様には苦手なものがありますか?
できるだけ避けてしまう物事とか。
人間関係でいうと
などなど。
また、ビジネスをされている人がぶつかることでよくあるのは
などなど。
それをしばしば人は、「マインドブロック」と呼びます。
皆様には、どんなマインドブロックがありますか?
それらを解消したいでしょうか?
実は、私たちが「苦手だ」と感じる物事は、ただの弱点や欠点ではなくて、人生を好転させていくための大きなエネルギー源になります。
私も最近、そのことを強く実感した出来事がありましたので、こちらの研究報告で共有させてください。
ある日、「きっちり決めない人」に不安を覚える感覚がありました。
たとえば「今度会おう」と言っても、次に会う日程や場所が決まらない。そうなると気になってしまう。
本当に会うのかな?
予定決めなくて大丈夫かな?決めておかないと埋まっちゃうよな。
私には昔から、お仕事でもプライベートでもその感覚があって、だから今までの私は割とどんなことも自分から動き、物事を主体的に手配してきました。
お仕事ではその感覚が評価されてどんどん進みましたし、その「きっちり感」はお客様には信頼されるポイントになっていきました。
でも、良いことばかりではありませんでした。
それを続けているとプライベートでも仕事っぽくなってしまって、どんどん相手の「秘書」みたいになっていくんですよね。笑
なので昔の恋人とはプライベートなのに次第にお仕事っぽくなってしまって、居心地が悪くなっていった思い出があります。
「なんだか窮屈だ」
焦り、イライラ、忙しさ。
予定が決まっていないことに対して、どうして相手は平気なのだろう?
物事を先に進めたくないのかな?
そこまで興味ないのかな?優先度低いだけ?
私は大切にされていないのかしら。
自分の理想通りに進まない時、いろんな思いが出てくるものです。
そして、最近突然気づいたのです。
私のこの「決めたい」感覚は、「恐れや不安」から来ていたのだと。
「手配」ではなく、「支配」しようとしていたことに。
なぜ不安になるのかを深掘りすると、心の奥にこんな声がありました。
「決まっていないと、私は孤独になる」
「仲間はずれにされるのが怖い」
つまり、約束が不確定なことは、私にとって「ひとりぼっちになってしまう」「愛されていない」という不安につながっていたのです。
だから私は、「決めない人」を脅威に感じ、自分から積極的に決めることで安心を保っていたのでした。
自分から手配することで、ある程度未来を予測することができるから。
自分が仲間はずれにならないように、自ら動いて予定を決めることで、自分と相手を結びつけていたのです。
正直、自分の心の中にその意識があることにびっくりしました。
自分では「良かれ」と思ってやっていたことだったから。
でも、物事には両極に価値があるのです。
物事の両極には同等に価値がある。
私は、決めないことの価値をあまり見出していませんでした。
ここに、私が自分を縛っていたブロックがあったのだと気付いたのです。
私たちは問題解決をしようとする時に、足りないものを補おうとします。
例えば
「お金がなくて不安」なら、「お金を稼ぐことで不安を埋める」ということをしますよね。
また、「決まらなくて不安」なら「よりきっちり決める」ということをすると思います。
でも実際には、それでは対処療法になるだけで、根本解決にはなりません。
足りないものの供給量の調整で不安を紛らわせているだけで、「不安そのものが何から生まれているのか?」をみようとしていないからです。
だからこそ私たちは、自分の不安を見つけたとき、
「この出来事から得られる魂の学びはなにか?」を考えた方がいいのです。
この気づきから、私は色々と学ぶことがありました。
そして今までずっと「決めることの良さ」を選んできましたから、
「決めないことの良さ」を次は選ぶ番なのだ。
つまり、次にやることは「よりきっちり決める努力」ではなく「柔らかに委ねる挑戦」だったんです。
今回、目の前に現れた「決めない人」はそれを教えてくれるラッキーパーソンなんですよね。
だってその人は、「決めなくても愛されている人」でしたから。
誰かのことを約束で縛らなくても
未来を支配しようとしなくても
大丈夫、あなたもちゃんと愛されますよ。とその人は私の不安を映す鏡となって、私に教えてくれていたのです。
苦手な物事には、必ず私たちの不安が映し出されています。
そしてその不安を直視したとき、そこから「もっと楽に生きるヒント」が現れます。
私にとっては、それが「決めないことへの挑戦」でした。
人に委ねてもいいし、流れに任せてもいい。
実際に「自分から動かない」「決めない」ということに挑戦した結果、相手が動いて決めてくれました。
そして私の中には、より一層相手への感謝の気持ちが溢れたし、自分と相手への信頼が育ったのです。
「苦手」って、誰の中にもあると思います。
そしてその中には、より自分や相手を愛して、自由になっていくための生き方が隠されているのだと思います。
皆様が「苦手だ」と感じるものの中には、どんな不安が隠れているでしょうか。
よかったら、考えてみてくださいね。
今回の研究報告も、読んでくださりありがとうございました。
ご感想や、振り返りなどは、ぜひこちらのフォームにお寄せください^^