非言語領域とは

「非言語領域」とは一言で言うと、
言葉にしきれないけれど
感じられる世界です。



「言語化」が
話題の中心となっている現代ですが、
実は私たちが認知している世界は
宇宙に存在するものの
1%にも満たない
と言われています。

残り99%は、まだ見ぬ世界なのです。
しかし、あなたにもあるはずです。

美しい音楽を聴いて涙が出る経験。
絵を見て心が震えた記憶。
よくわからないけれど、

愛しいと思う気持ち。


言葉にしてしまったら、
むしろ消えてしまいそうな感覚。
これも非言語領域。

言葉にできないけど、
確かに感じたという感覚です。

「存在そのものを問う」
2500年し続けた哲学は、
そんな非言語領域に始まり、
愛や幸せなど、
答えのない物事を探究するために
使われてきました。


哲学とは、わからないものの
言語化に取り組むこと
です。

しかし、言語化をしていくためには、
存在の以前にある
「非言語領域」へのアクセスも
必要になります。

そして哲学は、
わからないものを
否定することではありません。

わからないものだからこそ、
否定せずに広く受け入れていく
心の器を育てていく
ことが、

私たちの人生をより深く
彩りのあるものにするために、
必要な営みなのです。

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